権田保之助ん家

権田保之助に関する情報を掲載

多方面で活躍した權田保之助

社会学者、ドイツ語学者、民衆娯楽研究者だった權田保之助

權田保之助は、社会学者であり、ドイツ語学者でもあり、民衆娯楽の先駆的研究者でもありました。
大原社会問題研究所での月島調査(大正7年~9年)、浅草調査(大正10年)などの社会調査、和独辞典・独和辞典の編纂(大正8年)、東京独語研究所「中野ゼミナール」の開校(昭和4年)、月刊誌「独語研究」の創刊(昭和4年)、「民衆娯楽問題」の出版(大正10年)など幅広く活躍しています。

 

映画、おもちゃ絵(浮世絵)の研究者でもあった權田保之助

また、「活動写真(映画)の原理及応用」(内田老鶴圃、大正3年)の出版、日本映画史年表(映画報国社、昭和15年)の序文掲載、美術批評「置物彫刻の将来」の投稿、雑誌「浮世絵」への「玩具絵(おもちゃえ)の研究」論文投稿、雑誌「大観」への「新島の盆踊」についての投稿など、文化的な活動も見逃せません。

 

權田保之助の略歴

權田保之助の略歴は、以下の論文に掲載されているので、こちらを参照ください。
近代日本における余暇・娯楽と社会政策(大 城 亜 水)
http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/DBb1130202.pdf